旅の病

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学校で観光を勉強していたため旅欲は常に掻き立てられる。

旅を提供する側に立って旅行を考えるのも楽しいけどやっぱり実際旅した方が何千倍も楽しい

夏休みもなく、一日でも休めば授業についていけなくなるがゆえ在学中はなかなか旅が許されなかった。




教室から窓を見上げては旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅旅したい旅したい旅したい旅したいしたい旅したい旅したい彼女欲しい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい旅したい
と心の中で叫んでいた。






必死にその思いを抑え家に帰ると、キッチンに世界地図が立ちはだかっておれを強く惹きつける。

同じく一緒に住んでいる人にベテランバックパッカーのトモ師匠がいて旅についていろいろ教えてくださる。



もはやおれは旅のこと以外考えることができなくなって夜も眠れなかった。



そう、これは「旅の病」である。


主な旅の病の症状はこちらである。

・空を見上げることが多くなる

・気づいたらBOOK OFFの地球の歩き方コーナーの前にいる

・旅行代理店に頻繁に寄る

・安いフライトをネットでひたすらに探す

・世界地図をみてぼーっとする





末期症状に達しフライトのチケットを購入していた。行き先は南米である。



南米を選んだのはいくつか理由がある。


日本の裏に位置するため日本からだとチケットが高いし大変だ。バンクーバーからならそこまで遠くはなく費用も日本よりかはかからない。円高景気も後押しをしてくれた。


そして南米はおれにとって魅力が詰まりすぎなのだ。ご存じペルーのマチュピチュがあり、ボリビアとの国境にチチカカ湖という美しい湖があり、ウユニのウユニ塩湖、シーフードが美味いチリ、ステーキが格安で食えるアルゼンチン、ブラジル国境のイグアズの滝などなど。


そして美女だ。ラテンの女性はセクシーでエロい(はずだ)。





「今しかない!!」 そう思った。



ということでやっと学校を卒業し、ついに旅に出るときが来た。
頭痛がひどい。寒気がする。つまりは風邪をひいた泣
嵐の中での船出である。


根性で空港まで来てこれを書いている。






果たして旅は順調に進むのか・・・。脱初心者バックパッカーを掲げ行ってきます。










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↑空港にてワンピースを読み飛行機を待つ



(Like!!)

ペンシオン江田インで待っていた幸せ (リマ)

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まもなく飛行機はリマ国際空港に到着しますと言っているはずのアナウンスが流れる。スペイン語だから一切わからない。


キラキラひかった”光の海”が上空から見えた。ついに、リマだ。

無事入国を果たしたがこの時点で時刻1:00AM

おれは考えた。空港で寝るか、どっか宿を探すか。

ただおれは風邪をひいていて体調がすこぶる悪かった。止めどない鼻水、咳、頭痛のため後者を選んだ。


空港の信頼できるofficial taxiは手配だけで40ドルかかる。あほ高い。
客引きタクシーに乗ることにしてタクシーに乗り込み、ここでは英語は一切通じないという事実に直面した。

「地球の歩き方」の宿をひたすらに指さし、風邪によってもたらされたハスキーボイスで必死に頼みなんとか宿に着いた。
地球の歩き方はやっぱり最強だと改めて明言しておきたい。


江田インは幸いまだ起きている人がいて快く迎えてくれた。
そこでおれを待ち構えていたものは”極楽”だった。














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風呂ォ~~~~~~~~~~~~♡



3月、日本を出てからカナダでいままで過ごしたがその間、一回も湯船につかっていなかった
つまりこれは何を意味するかというと実に、実に!およそ270日ぶりの湯船なのだ!!
なんたる幸せ。おれなどという人間が神々しささえも感じるこのお風呂に足を入れていいのか!?
いや、ダメといわれても入る!日本人としての素晴らしき生活習慣を取り戻すのだ!








ざぷーーーーん!(風呂に入る音)













はあぁ~~~~~~~~、しあわせぇ~~~~~(号泣)








体を包み込む母なるお湯が全身の疲れという疲れを吸い取り、芯から幸福感が湧き上がる
よくシャワーだけで9カ月も命を繋いだものだ。我ながら自分の身体の適応能力に感心する。人ってすごいね。




日本の風呂という世界に誇る文化に感謝し、そしてペルー、リマにあるペンシオン江田さんに感謝しベットに潜った。





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イイネ!









ストーカーされた日

ホステルから海が近いということで歩いて海を見に行くことにした。

海から吹いてくる風が独特のにおいを運んできて気持ち良い散歩だった。

ストーカーに気付いたのは海がもう目の前と迫った商店街であった。


女子高生三人組であった。JK。 ペルーのJK
PJK3(ペルーのJK、AKB48みたいに読んでね☆)である。



PJK3は完全に俺をついてきている。 
まず一人がおれに駆け寄ってきて「今、何時?」と聞いてきた。


おれが時計を見せて教えると「ありがと!」といって後ろに戻っていった。そして尾行再開。




なんじゃこの状況は!?


時間は聞いたのはおれがスペイン語話せないのを確認するためか?
さてはおぬしら集団窃盗を図っているのではあるまいな?




おれは一回様子を見るために薬局に入った。

少し品物を眺めてから、外へ出る。



果たしてPJK3は・・・・・










まだおるーーーーー!!!!






これはまずい。彼女らは完全にストーキングしている。




このあと一気に間合いをつめた来たPJK3はついにおれに接触を図った。




PJK:「オラーあなた英語話せるのー?」

私:「オラー、少しなら話せるよ。君ら学校は?」

PJK:「土曜は朝で終わりなの。どこから来たの?」

私:「日本だぜ☆」

PJK:「うわー、わたし東方神起好きよー♡」

私:「それは韓国のアイドルじゃ!!ところで君らは何歳なんだい?」

PJK:「13歳よー。あなたは??」


私:「何歳だと思うー???」

PKJ:「13歳。(即答)」


私「はぬ!!??じゅーさん???おれじゅーさん!!??」

PKJ「えーー!ちがうのー!」

私「うん泣。一応こんな顔でも21歳だよ」

PJK一同「えー見えなーい。」

(生意気な・・・・怒・・・・・)





というわけで彼女らはストーカーなんかではなくただアジア人に興味を示した中学生でした。



いやーそれにしても、13歳はきついなぁー
小学6年じゃん。背丈はあるとおもうんだけどなぁ、、、、、13かぁ。。。。


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↑PJK3とボク



クスコまでの長い道のり~初めての22時間バス~


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リマを出てクスコに向かうには22時間バスに乗る必要がある。





旅をするものにとってはこのくらい日常の1コマレベルの些細なことなんだとは思うがなにしろ一番長く乗ったバスが日本国内の夜行バスくらいであり旅ステータスのしょぼい小僧にはかなりハードである。

これもまた成長過程。覚悟を決めてバスに乗る。




バスは思ったよりはるかに快適だった。リクライニングもできるし枕付き。
22時間が始まった。









スペイン語の映画にも飽きてきて退屈だなあと感じていた時、思いもよらぬものがバスガイドさんから手渡された。























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BINGO☆である。






バスでビンゴとは意表を突かれた。ビンゴなんて久しくやっていない。
子供会のクリスマスパーティーを思い出した。

おっ?ちょっとまてこれ・・・・













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誰かつかった後だろ?



一つ目の数字が読まれる前にもうべろんべろん
いちいち羽目なおさなければいけない。なんたるクオリティーの低さ。エコツアーリズムのつもりか?





中古のビンゴを配った後、ガイドさんが早速数字を読み上げ始める。

おれはなかなかのペースでふせぎ直した穴を空けていくが15分ほどたった時、一人の男がビンゴ!!と叫んだ。



しかし、ガイドの女性がなにかしら忠告をしたあとビンゴだったおとこは席に戻りまたガイドが数を読み始めた。忠告がスペイン語だったため何を言ったのかわからなかったが、もしや景品がないのではないか?という不安がよぎった。景品はなんとしても欲しい。









その後いくらか時間が経過したが不気味なほどビンゴを口にする者が出てこない。

実際おれもビンゴを達成したけど、恥ずかしくて小さい声で「あ、ビンゴ」と呟くだけに終わった。切ない。








40分くらい経った。もうこのビンゴの意義を見失っていたころ。一人の男が歓喜の声を挙げ後ろからガイドさんに向かって歩いて来た。






男のビンゴをチラ見したら、












お、おまん、、、、、穴が全部会いとるやんけぇーーー!!!!ww









・・・・・・・・・。ペルーのビンゴは全部穴を空けなきゃいかんのか!??




勝者には何が送られるか気になったので注意深く観察していたらまず、優勝者からスピーチが始まった。












スペイン語だったが予測による内容はこちらである:

「え~どーも。ビンゴ大会で優勝したアントニオです。優勝できると思ってなかったのでとてもうれしいです。ビンゴではなかなか勝てないんけどね、今日は運も味方して勝たせていただきました。グラシアス!」








パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ(乗客)













・・・



・・・・・・






・・・・・・・・・・・・






景品なしかよ!!!!!







どうやら優勝者に与えられたのは30秒スピーチする権利と、ビンゴ優勝という名誉だけだったらしい。

ガイドがまたビンゴを使い回すために回収して回り始めた




ビンゴ大会に対する疑問を残したまま眠りにつき、ついに念願のクスコについた。




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3600mの標高に位置するクスコ。空が近い!




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イケてる路地がいっぱい。散歩は飽きない。



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憩いの場・アルマス広場。



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気に入った路地+わんこ

節約上手、旅上手


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クスコから行く定番の観光地がマチュピチュである。

“空中都市”“失われた帝国”などと形容され聞くだけで興奮するペルー屈指の目玉。

この南米旅行の一番の目的はこのマチュピチュだった。写真をみてその存在をしって以来、本当にこんな場所が存在するのか自分の目で確かめてみたいと強く思った。



マチュピチュの麓のマチュピチュ村へのアクセス方法はいくつかある。もっともポピュラーなのが鉄道。クスコから大体3~4時間でマチュピチュ村に着く。


しかし問題は高いということだった。仮に鉄道で行くと貧乏旅行している身としてはかなりの大打撃だった。
当然ここは貧乏旅行者のプライド意地にかけて安い方法を探した。










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ペンション八幡の情報ノートには偉大なる先人からの貴重な情報がつまっている。

確かな情報が得られるという面でも日本人宿の存在感はでかい。とくに南米は日本人宿多いから安心感◎。 




ノートの中から発見したマチュピチュへの安い生き方は次の通り


① クスコからコレクティーボ(乗合いのミニバン的なもの)に乗りサンタ・マリアという街へ行く


② サンタ・マリアからまたしてもコレクティーボでサンタ・テレサという街に行く


③ サンタ・テレサからまたまたコレクティーボで水力発電所へ行く


④ 水力発電所から徒歩で10kmの道のりを歩いてマチュピチュ村へ行く






かかる時間およそ10時間自分の体をいじめ己に挑戦しようじゃないかというMっ気ある人向けのルートだ。そしておれは高校野球で克己心を覚えて以来、完全にその種の人間だ。








当日朝、7時に家を出る。


コレクティーボ乗り場には無事に着くが人が集まらず出発が1時間送れる。嫌な予感。
この クスコーサンタ・マリア間が一番長く6時間だ。これがきつかった。



アンデスの山道(時々悪路)をぐるんぐるん突き進むのである。



先に車が来るかどうかさえ分からないほどの超急カーブにさしかかるとバクオンのクラクションを鳴らし存在をアピールしながらギアがセカンド、サードを行きかう。


車内に鳴り響く陽気な典型的ラテンミュージック。それに合わせて踊るかのように右に左に強烈な遠心力をかけてくる。胃の中のシャッフル祭りである。



ようやくサンタ・マリアに着いた。その後思っていたよりもスムーズに乗り換えもでき徒歩のスタートポイントである水力発電所に着いた。




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↑ここで名前を書きます






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あとはひたすら線路の上を歩くのみ。たまに電車が来るからエスケープポイントを常に意識する。








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トンネルの向こうは不思議な街ではなく・・・・・・









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マチュピチュ村でした!







到着18時、12時間かかった。

これにておよそ30ドルの節約。これはペルーでは宿4泊分のお金なのであーる。




意外と線路の上を歩くのは楽しいから是非行く人オススメですー


明日はいよいよ・・・・




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Profile

kimamatabi

Author:kimamatabi
旅のあしあと

【2009年 夏】 
モンゴルで自然の中で野生的な生活をして少し生命力が上がる。
モンゴル相撲で小学生にぼろ負け。人生は初の野ぐそ体験。

【2010 冬】
タイで憧れのバックパッカーデビューを果たす。
相方のたつろーとともに数々の初体験をこなしバックパッカーとしてのレベルを上げる。旅の魅力にとりつかれる。

【2010 春】
一年間の海外留学INカナダ
世界中にお友達を作るため海を渡って海外生活。
大きく価値観が揺さぶられる刺激のある毎日を過ごす。

【2010 冬】
カナダの学校を卒業後、南米6カ国を放浪。
2ヶ月という期間の自己新記録の一人旅。
冒険心を燃やし数々のネタをこしらえる。


【2011年 夏】
湘南から無一文で富士山のテッペンを目指す「富士バカ」に参戦!バカな仲間と一緒に全員で登頂を達成!

【2011 夏 9月】
インドへ乗り込む。ペテン師大国インドで力試し。拉致体験。ヨガ体験。超刺激的インドで喜怒哀楽爆発。



たった一度の人生をオモシロク生きたい
そうだ、旅でもしてみよう。

旅は学校。大切なことを確認できる時もあれば、考えを見つめ直すこともある。

旅は出会い。人の数だけ人生がある。いろんな人生を知る度にこれから歩む自分の道に思いを巡らす。

旅はネタ。世界はツッコミどころに満ちている。オモシロオカシク。いつまでもバカになれる男になりたい。一生青春。



「バカ」なことをたくさんしたい。





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