天空の帝国雲隠れ



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4時起床。しかし、周りは若干ざわついている。
マチュピチュへ早く乗り込もうとする者たちだ。そしてもちろん僕らも始発のバスを狙っていた。










クスコの宿で会ったメンバーでチームを組みマチュピチュに行く。前日無事同じ宿で合流することが成功し、みんなで作戦会議をしてワイナ・ピチュを登ろうと決まった。








ワイナ・ピチュはマチュピチュの背後にそびえたつ山。2時間ほどで登頂できるがかなり急で過酷な道。ワイナピチュの頂上はマチュピチュの全貌が見える絶景ポイント。


しかもこのワイナピチュは一日の人数制限があるために登ることができない場合もある。従って早起きして一番ノリを目指した。





4:30にバス亭に到着。5:30の始発に乗り込みワイナピチュ登山の権利は得ることができた。





6:00開門。 マチュピチュに足を踏み込む。






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目の前に広がったのは所々雲に隠れた石で造られた都市。雰囲気が一気に変わった。空気の重圧感というのか幻想的な雰囲気に胸が震えた。



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見たことのない動物も悠然とした態度で草を食んでおられる。これぞペルーを象徴する動物リャマ。




ゆっくり遺跡内を回りたい気持ちを抑えつつ7時に開くワイナピチュの入り口に並ぶ。


そして門が空く。




覚悟を決めてワイナピチュに挑んだ5人に激しい急傾斜が襲いかかる。おれたちはお互い“バモス!!!”といって互いを鼓舞されながら登った。



この時、のちにワイナ・ピチュ登山チームとして名をはせる「チーム・バモス」が結成された。



休憩をして、歩き始める度にバモスという言葉で隊員の心をつなぎ、結束を固めた。
ちなみにバモスはおれのスペイン語三大ボキャブラリー(セニョリータ、アミーゴ、バモス)の一つであり“さあ行くぞ!”的な意味である。



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↑チーム・バモス






チーム・バモスは頂上にたどり着いた。



しかし、残念なことに全体が雲に覆われて、マチュピチュが見えない。




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周りの旅行者とともに雲が消えるのを待つ。




1時間ほどしたあと周りから歓喜を挙げる者がいた。雲が開けてきた!!





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雲隠れか~~~~~~ら~~~~の~~~マチュピチュが~~~~~~





















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くうぅ~~~~~るうぅ~~~~~(ザキ山風)









絶景。写真ではなかなか凄さが伝わりにくいけど山々の中に山を切り崩して作られた廃墟がしっかりと確認できた。
雲がたなびいいて少しづつ全貌が明らかになる瞬間はまるで映画「天空の城・ラピュタ」でシータとバズーがラピュタを発見したときのようで感動ものであった





下山し、今度はゆっくりマチュピチュを見て回る。





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↑花を摘んだ巨神兵がいまにもでてきそう(わかる人にはわかって欲しい)




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↑定番の一枚。やはり一番美しく見える。息を呑んだ。







時間を忘れてぼーと景色を眺めていた。
雰囲気重視で観光に励むスタイルなのでipodに入れてきたラピュタテーマソング・“君をのせて”を集中して聞いた。
ラピュタの世界に入り込んだ4分間だった。やはり名曲だ。ここで聞く君をのせてはより心に響く。









比較 マチュピチュとラピュタ


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どうだろう?個人的にかなり似ていると思う。
外見が似ているというより雰囲気が似てる。時折、雲に隠れてしまう幻想的なシーンやゆっくりと時が流れていく異空間のような感覚。雲が消えて姿を現すときはもう”ラピュタはあったんだ!父さんは間違ってなかったんだ”というバズーの声が聞こえてきます。幻聴か?







憧れのマチュピチュは期待以上だった。
インカの石積み技術、神秘性、手つかずで残る保存状態、ラピュタ感、本当にこんなものがあったのか!と思わせる力。
ここは地球か!?と大袈裟を承知だけどそう思った。


どうやってこんな高所に石を運んだんだ?
どうやって生活していたんだ?
なんのためにここに造ったのか?






ロマン心をくすぐる要素がありすぎる。
さすが、マチュピチュ。

シャーマンに会った日

シャーマンをご存じだろうか?






広辞苑によると次のようである
:自らをトランス状態に導き、神・精霊・死者の霊などと直接に交渉し、その力を借りて予言などを行う宗教的職能者
である。







そしてクスコで宿泊しているペンシオン八幡でこんな張り紙を見つけた。


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う・・・・・・うさんくせぇ。







いやでも、実際にシャーマンに会えるなら是非会いたい。なんたって自らをトランス状態に導いて運勢をタロットカードとコカの葉で占ってくれるのだ。しかも10ソルぽっきりである(300円くらい)





迷わずオーナーの八幡さんにお願いしてシャーマン占いをしてみることにした。







当日、朝。

いよいよシャーマンが姿を現した。
民族的な、いかにも魔力がありそうな服に身を包んでくることを期待していたが・・・・


























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ジャケットにハットと実にオシャンティであった。







先に同じ宿のタモツさんが占ってもらうのを横に座ってみていた。





もちろんシャーマンは日本語を話せないので隣でオーナーの八幡さんが通訳をしてくれる。


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まずシャーマンは机に布を広げ丁寧にしわを伸ばし、かばんからタロットカードを取り出した。

次にカードをよくきってかたTさんに渡し掌の中にカードを置いて3回息を吹きかけるように指示した。

息を吹きかけた後山札を3つにわけた後、カードを全体にひろげいよいよ占いが始まる。

という流れはこんな感じである。

タモツさんが終わりおれの番である。















八幡さんに何かとくに聞きたいことはあるのか、と聞かれたので即答で「恋愛で」と答えた。




3回息を吹きかけてカードをシャーマンに渡しいよいよ彼は口を開いた。
















“金運は非常によろしいな”



おお!それはうれしい!






“人運もいいものをもっとる。今自分の周りにいる人をしっかり大切にしなさい。”


うむ!おっしゃる通りだ。おれは良い人に巡り合っている自信はあるぞォ!ほんでほんで・・・・








“仕事に関しては思い悩むことが多いと思うが、自分の決断を信じて進みなさい”




そうそう最近将来仕事なにしようか迷うんだよねぇ・・就活も始まるしなぁ。そうか自分の意志をもって決めればいいんだな。わかった。けど、シャーマンさん、


























恋愛に関してはスルーですか?








そしてシャーマンはカードをめくり目の色を変えて言った。


















“職場で・・・・”


うんうん、職場で???????























“出会いがあります”







キィーーーーーーーーーターーーーーーーーーーー




そして、、、、、







“二人の女性が現れます”





ふ、二人!!??一人でいいんだけども・・・








“その時は・・・・・・”

























(・・・・・・・ゴクリ)
































“背の低い方の女性を選びなさい”








具体的ぃ~~~~~~~~~!!!!!!






まじか!?いままで将来とか仕事とか抽象的だったのに恋愛だけめっちゃ具体的や



占いに使ったコカの葉を最後に手渡してくれて占いは終了した。


固くハンドシェイクをして深くお礼を言ってシャーマンは帰った。






占いなんぞあまりやることはなかったが今回ポジティブな内容が多かったから頭の片隅に置いておきたいと思う。特に二人の女性が現れたら背の低い人を選べということを。






クスコのニューアトラクション、ペンシオン八幡のシャーマン占い。是非お試しください☆

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↑いただいたコカの葉



プチウルルン


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大好きになったクスコの街を後にするのは大変切なかった。居心地といい、街並みの美しさといい、日本人宿で親しくなった人といい沈む条件が完ぺきだっただけに決断を下すのをためらってしまったが重い腰を上げ、次の街プーノに向かった。













プーノといえば目玉はティティカカ湖。この湖は標高3800m(富士山より高い)に位置し、汽船が運航している世界最高所の湖。さらにインカの創始者が降臨したという伝説でしられているのだ。










そしてティティカカ湖にウロス島という島がある。このウロス島とはなんぞやというとトトラと呼ばれるワラを積み重ねた“浮き島”である。 「ほほう、浮き島なんて響きがいいじゃないか」と地球の歩き方を読んだ時から是非行きたいと思っていた。







プーノで簡単にツアーは手配できる。自分が参加したのは1泊二日でウロス島とさらに少数民族ウル族が生活を営むアマンタニ島、タキーレ島を巡る充実した内容のものだった。







当日船に乗り込みウロス島へと向かう。ここで発覚したのは日本人が一人だったという事実だった。そう、つまりこれが何を意味するかというと初めての多国籍ツアーの幕開けである。日本代表として気合いが入った。







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ウロス島に着くと島の皆さんがお出迎えしてくれる



ウロス島に上陸して歩いてみる。ふわっとやわらかい感触がするのだけどしっかり決して沈まないような安定感がある。これがトトラというワラだけで造られたということには驚きだ。 島の人は湖に生息する魚や水鳥を捕り、畑で野菜を作ったりして自給自足生活をしている。








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かわいい少女がお土産商売。買ってあげたかったけど高すぎた。





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移動手段の船もこの浮き島と同じ素材のトトラが使われている。








ウロス島を一通りみてから、アマンタニ島に向かう。



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今夜は現地のウル族の家族にお邪魔できるプチウルルン滞在記が経験できる。




あっちなみにここでやっとツアーのメンバーと接触が成功した。(ちなみにここまではかなりインキャラだった泣)






国籍を挙げるとアメリカ、カナダ、スイス、オーストラリア、イタリア、スペインなどなど。 

カナダで留学していた時も気づいたけどヨーロッパの人の英語はなぜあれほどにペラペラいけちゃうのでしょう?特に留学していたわけでもない人が第一言語のように英語を話しているのを見ていると羨望に近い気持ちになってしまうわ。留学後で少しましになった自分より全然話せるんだもんなぁ。さらにスペイン語までしゃべっちゃうつわものもおったことには刺激を受けた。3カ国話せるとなるとでかいね、かっこいいわ。



少し慣れてしまえば多国籍ツアーはとってもおもしろいことに気がついた。やっぱ”旅”っていう共通の情熱を持ち合わせているもの同士お互いの話しで盛り上がれる。




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このホストファミリーにお世話になるのはスペイン・バルセロナ出身のウィリアムくん、イタリア出身のサンティアゴくん、カナダ・バンクーバー出身のトレバーくん、そして愛知は常滑から大和魂を引き下げて参戦した私。
















その午後、島の小さなサッカーゴールで観光客vs地元人のフレンドリーマッチが開催された。




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前半、フォワードとして果敢に攻める日本代表の増田。
しかし、ここは標高3800m。疲れがくるのが早い。


ということで飛ばしすぎた結果
















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キーパーを志願した。



司令塔として声を出して観光客チームを勝利に導いた。

























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平和で落ち着くアマンタニ島。素朴な田舎っぽさが素敵。





自分にとって特に印象的だったのは現地の家族の家に泊めてもらったことだ。

「少数民族ということで様々な問題があるんだよ」とお父さんは少し寂しげに話してくれた。
特に教育の問題は深刻だそうでプーノまでいかないとまともな教育が受けられないという。

しかし、そんなお金簡単に用意できるものではない。

そのお金をどう用意するかというと、この観光業だそうだ。

「昔は自分らの文化をしっかりもって平和に暮らしていたけど世の中が変わって、変わるはずじゃなかった島の生活もかわってしまったんだよ。」といっていた。


それでも彼らが出してくれたシンプルだけど美味しい食事やパンやチーズは心にしみた。
家族が温かくもてなしてくれることが心地よかった。とくにしばらく家族にあっていないとこうゆう優しさは胸にくるものがある。

たとえ商業的な理由はあってもここで感じた得体のしれないあったかさは自分にとって大切な思い出になった。

観光地化が自分らの文化を守る最後の手段になっているのは少し寂しかったけど、いつまでも彼らの平和な生活が続いて欲しいな






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とにかく美しかったティティカカ湖。どこまでも続く鮮やかな青。

Profile

kimamatabi

Author:kimamatabi
旅のあしあと

【2009年 夏】 
モンゴルで自然の中で野生的な生活をして少し生命力が上がる。
モンゴル相撲で小学生にぼろ負け。人生は初の野ぐそ体験。

【2010 冬】
タイで憧れのバックパッカーデビューを果たす。
相方のたつろーとともに数々の初体験をこなしバックパッカーとしてのレベルを上げる。旅の魅力にとりつかれる。

【2010 春】
一年間の海外留学INカナダ
世界中にお友達を作るため海を渡って海外生活。
大きく価値観が揺さぶられる刺激のある毎日を過ごす。

【2010 冬】
カナダの学校を卒業後、南米6カ国を放浪。
2ヶ月という期間の自己新記録の一人旅。
冒険心を燃やし数々のネタをこしらえる。


【2011年 夏】
湘南から無一文で富士山のテッペンを目指す「富士バカ」に参戦!バカな仲間と一緒に全員で登頂を達成!

【2011 夏 9月】
インドへ乗り込む。ペテン師大国インドで力試し。拉致体験。ヨガ体験。超刺激的インドで喜怒哀楽爆発。



たった一度の人生をオモシロク生きたい
そうだ、旅でもしてみよう。

旅は学校。大切なことを確認できる時もあれば、考えを見つめ直すこともある。

旅は出会い。人の数だけ人生がある。いろんな人生を知る度にこれから歩む自分の道に思いを巡らす。

旅はネタ。世界はツッコミどころに満ちている。オモシロオカシク。いつまでもバカになれる男になりたい。一生青春。



「バカ」なことをたくさんしたい。





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